筋肉内の酸素環境を利用する
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筋肉内の酸素環境を利用する

近年、多くの芸能人が取り組んでいるとされる加圧トレーニング。腕や脚の基部を圧迫する事で血流を制限するトレーニング方法です。これは筋肉内の酸素環境を上手に利用したものです。筋肉も生きた細胞ですので、他の細胞同様、常に栄養や酸素を血液から取り込む必要があるのです。しかし筋肉は、力を入れると膨らんで硬くなり血管を圧迫、血流を遮ってしまいます。この低酸素状態そのものがシグナルとなって脳に伝わり、筋肥大を促すホルモンを分泌させていると思われます。したがって、体内の酸素環境を上手に利用する事も、筋肥大の為には非常に重要な事なのです。では筋肉が低酸素状態の時何が起こっているのでしょうか。筋肉を活動させるにはATPが必要となりますが、遅筋線維は酸素が無いとATP産生能力は低下し活動しにくくなります。一方で速筋線維は低酸素環境でもATPをつくれるため、よい活発に使われ始めます。このように筋トレの最中には、出来るだけ低酸素状態を維持し、選択的に速筋線維を使っていく事が有効です。

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